調整機器はクリーンルーム内に据付されており、クリーンルームはクラス10万の清浄度を定期的に確認しております。水やエタノールに成分を溶解する調合タンク、溶解したワセリンで軟膏を製造する練合機、クリームを製造する乳化装置などを保有しています。
プラネタリー運動をする2枚のブレードにより、高粘度物の均一な練合が可能です。真空条件下で練合することで、製剤の脱泡を同時に行うことも可能です。加温・冷却が容易で、加温は温水、蒸気の切り替えができ、細かい条件設定で製造が可能です。
| メーカー | みずほ工業株式会社 |
|---|---|
| 実績 | |
| 液剤 | 70～140ℓ |
| 軟膏剤 | 90～160kg |
油相・水相の溶解槽、および乳化槽からなる乳化装置です。
本機はカキトリミキサー、パドルミキサーの2軸構成で、底にホモジナイズ装置が装備されています。ホモジナイズ装置は製剤の粘度によって、高粘度用ホモミキサー、低粘度用ホモミキサー、ディスパーミキサーの3種から選択することが可能です。本機は加温・冷却が容易で、加温は温水、蒸気の切り替えができ、細かい条件設定で製造が可能です。
| メーカー | みずほ工業株式会社 |
|---|---|
| 実績 | |
| クリーム剤 | 90～200kg |
| ゲル剤 | 90～180kg |
充填機器は調整機器と同レベルのクリーンルーム内に据付されています。剤形や容器に合わせて様々な機器を使用しており、微妙な温度調整や厳しい精度が求められる製剤の充填が可能です。
アルミチューブ専用の充填機です。充填前にチューブをエアー洗浄し、薬剤を充填、尾曲部は3段折り又は5段折りして閉塞します。ホッパーは温水循環による加熱、充填部はヒーターによる加熱が可能であり、クリーム剤、ゲル剤及び軟膏剤の充填も可能です。
点鼻薬やローションなどの液剤の充填機です。充填前に容器内部をエアー洗浄し、6本のノズルで薬剤を充填します。キャップの巻き締めトルクは全数管理されており、あらかじめ設定したトルク範囲内で製造することが可能です。充填に用いる容器は、直立容器だけでなく、傾斜容器にも対応可能です。
ジャータイプの容器充填装置です。ホッパーおよび充填部は加熱できますので、軟膏剤からクリーム剤まで幅広く充填することが可能です。ライン上で製剤表面のアワ消しや、放冷、スポットクーラーによる急冷をおこなう設備も装備しております。
注入軟膏の専用充填機です。3機所有しており最大61,000本／1日の生産が可能です。
ホットエアー式のラミネートチューブ専用の充填機です。充填前にチューブをエアー洗浄し、薬剤を充填、尾曲部はホットエアーにより圧着します。ホッパーは温水循環による加温が可能のため、粘度の高い製剤も充填可能です。
充填工程終了後の中間製品について、外装の包装作業を行う設備です。
オートチェッカーやカメラ検査機により、添付文書抜けや印字抜けの対策を行っています。
汎用の縦型カートニングマシンで、大型ケースから小型ケースまで幅広く対応可能です。ケースは差込みフラップに対応しており、製造番号・使用期限はエンボス式で差込みフラップに刻印されます。フラップへの糊噴霧は、任意に噴霧量・噴霧幅を設定することができ、糊の圧着不良品はライン上で系外排出されます。
| メーカー | 株式会社オーエム製作所 | ||
|---|---|---|---|
| 包装速度 | 常用 | 最小 | 最大 |
| 40～50個／分 | 30個／分 | 100個／分 | |
バケットコンベアーで搬送された充填品に添付文書を自動供給して製函するため、少人数での作業が可能です。ケースは差込みフラップ、3枚フラップに対応しています。添付文書の有無を全数センサーで感知するため、添付文書抜けの心配はありません。
| メーカー | 株式会社美木多機械 | ||
|---|---|---|---|
| 包装速度 | 常用 | 最小 | 最大 |
| 30～40個／分 | 30個／分 | 60個／分 | |
